インタビュー

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私たちは、「まずはここに相談しよう」と思っていただける、明るく温かく、入りやすい医院でありたいと思っています。

医師もスタッフも子育て経験のある女性目線の心づかいでお迎えし、患者さまの声をお聞きする丁寧な説明を心がけています。

開業されて50年以上ですが、地域の方との関係はいかがですか。

もともと当院は前院長が1963年から地域に根づいた診療をしてきていて、今ではひいおじいさまからひ孫さんまでいらしているご家族も多いですから、これからもずっと地域の家庭医でありたいと思っています。

最近は単身赴任でこの地域に来ている方も増えてきているので、夜の診療は若い方が多いですね。仕事帰りに来ていただきやすいのだと思います。不調やなんらかの症状、病気に関して地域の方がなんでも相談できる窓口になりたいと思っています。

モットーとしていることはありますか。

明るく温かい雰囲気の入りやすい医院を目指しています。医師以外のスタッフが全員女性というのもありますし、温かい言葉がけを忘れずに患者さまと接することをなにより大切にしています。

また車いすでいらっしゃる高齢の方や障がい者の方も、多くの方がお一人で来ていただいています。入り口でインターフォンを押していただければスタッフが参りますので、心配せずにいらしていただければと思います。

女性の患者さまに配慮していることはありますか。

赤ちゃん連れのお母さんが気軽に来ていただけるようにしています。赤ちゃんがいるから診察を受けられないという方が結構多いので。また、赤ちゃんの様子がおかしいなと思っても、核家族で身近に相談できる人がいない、という声もよく耳にします。そういう方に気軽に相談していただいて、「ここに来ればいいんだ」と思っていただけたらうれしいですね。

赤ちゃん連れの方も過ごしやすいように、どんな工夫をしていますか。

「赤ちゃんが泣いてしまってごめんなさい」とお母さんが萎縮してしまう雰囲気にはしたくないと思っています。当院のスタッフは子育て経験者が多く、私を含めて孫がいるスタッフもいます。ですから、もし赤ちゃんが泣いてしまっても看護師が抱っこしてあやしますので、お母さんも落ち着いて診療を受けていただけると思います。

また、赤ちゃんの診察でいらっしゃることもありますが、熱があったり気持ちが悪かったりすれば赤ちゃんが泣くのは当然です。でもやはりお母さんは「周りの人に迷惑だから……」と気にしてしまうものなので、万が一、待合室で赤ちゃんが泣いてしまって、それを気にされるほかの患者さんがいる場合は、処置室などであやしたり、オムツ替えや授乳したりもしていただけるようにしています。

説明で心がけていることはありますか?

わかりやすく説明することと、患者さまになんでも聞いていただける雰囲気をすごく心がけています。検査の結果も丁寧に、患者さまがわかるように説明しています。

また、治療はできるだけ患者さま一人ひとりに合った薬を出すようにしています。たとえば塗り薬だけでもいろいろあって、どれを使うかで違ってきます。そのあたりのさじ加減は年の功というのもありますね。患者さまに「来てよかったよ、すぐによくなったよ」と言われるのがいちばんうれしいです。もちろん、アトピー性皮膚炎や尋常性乾癬などの慢性的な疾患では、なかなかすぐに症状は改善されませんけれど、少しでも症状が軽くなっていただけるように、またそう言っていただけるように尽くしています。